小学生がボランティア体験をする意義とは?~こどもの社会参加を育てる方法~
- 【NPO法人CORUNUM】 HP事業担当者
- 8月31日
- 読了時間: 4分
更新日:9月7日

この記事では小学生のみなさんができるボランティア活動と、ボランティア活動に参加する意義、保護者や先生が果たすべき役割などについて、実際にボランティア事業を主催する団体のメンバーが、弊団体での事例も参考にしながら紹介します。小学生はどのような社会貢献活動をすることができるのでしょうか。
運営より参加が中心
ボランティア募集サイトを見ると、小学生自ら運営するボランティア活動は極めて稀であることがわかります。
小学生がボランティアをする際には運営側よりもまずは参加者側としての経験を積み重ねることが社会参加へのきっかけ作りとして有効です。
具体的には地域のゴミ拾い活動やこども食堂への参加などが考えられますね。
参加側として活動する意義
ボランティアに参加することで、社会貢献活動に取り組む様々な学生や社会人に出会うことができます。
小学生にとっては、ボランティア活動であるという意識は大きくないかもしれませんが、年が経つにつれ「そういえばあんな経験があったな」「あんな人がいたな」と思い出した時に、自主的な社会参加へのきっかけが見えてきます。
また、弊団体では高齢者施設へ訪問してレクリエーションを行うという活動を行なっていますが、小学生の方々が参加されるだけで高齢者のみなさんの笑顔が少し明るくなるということもあります。
参加することそのものが、社会貢献であるという場合も多いのです。
保護者や学校による後押しも必要
ボランティアはその語源から考えると、本来は自主的な動機による活動であることが理想です。
一方、ボランティア活動に参加したことがない小学生が自分でボランティアを見つけて自主的に参加するということはあまり現実的ではありません。
よって社会参加へのきっかけを作るためには、保護者や学校による案内や働きかけも必要です。
弊団体で実施するボランティアに参加される学生のみなさんも、学校の課題があるという理由で参加される方が約半数いますが、きっかけはそれで良いと私は考えています。
一度参加した上で「このボランティアは楽しい」とか、「この活動をもっとやってみたい」と子ども自身が思えたら、継続的に参加してみればよいのです。
逆に「あまり面白くない」と感じたのであれば、自分が楽しい、またやりたい、と感じる活動を新たに探したほうが有意義です。
いやいやボランティアに参加するということは避けましょう。
小学生がボランティアをする意義
小学生がボランティアに参加することによる効果はさまざまですが、一番重要なのは学校や友達、家族以外の社会に触れるということではないでしょうか。
どんなことで困っている人がいるのかを知るのもそうですし、どんな大学生、どんな社会人がいるのかを知ることも、将来をイメージするにあたって非常に重要です。
幅広い世代との交流により、社会に対する視野を広げることにも繋がります。
これまでボランティアに参加したことがない人は、幅広い人と接するという意味で、継続的な参加よりもいろいろな種類のものへの参加を心がけるのがおすすめです。
ボランティアの形式はいろいろ!
みなさんはボランティアをしようと思ったとき、まずどのようなアクションをするでしょうか。
Googleの検索窓にキーワードを入れる人も少なくないでしょう。しかし、ボランティアや社会貢献活動は、必ずしも団体や組織によって行われているものである必要はありません。
「学校の帰り道にゴミを2つ拾うようにしよう」と習慣づけるのもボランティアですし、「朝の旗持ち当番の人に挨拶をしよう」というのもボランティアと言えるでしょう。
もしボランティアを行うことに心理的な抵抗があるのであれば、ボランティアというものの意味を改めて考え直してみるのが良いのではないでしょうか。

NPO法人CORUNUMについて
弊団体では基本的に毎週末、さまざまな場所で子ども食堂を実施しており、参加される小学生のみなさんを募集しています。
この団体の構成員のほとんどが高校生か大学生であり、また親子参加もOKなので、初めての方でも安心してご参加いただけます。
詳しくはactivoの団体ページからご確認ください。首都圏で幅広く開催しておりますので、是非ご応募してみてください!
ぜひボランティアに参加してみて、新しい視点を発見してみてください。
みなさんのご参加を心よりお待ちしております!