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多世代交流で作る地域共生社会ー1人の悩みをみんなの悩みにー

  • CORUNUM NPO法人
  • 4月29日
  • 読了時間: 7分

一人の悩みをみんなの悩みに

多世代交流会で作る、誰もひとりにさせない地域









はじめに


こんにちは!CORUNUM交流会チームに所属している岩屋口です。


今回は、SOMPOケアラヴィーレ錦糸町 にて多世代交流会を開催させて頂きました!改めまして、貴重な機会をありがとうございました!


いつもお世話になっているSOMPO様ですが、実は「SOMPOケアラヴィーレ錦糸町」では、今回が初めての開催でした!


当日は新規メンバーも多く最初は緊張していましたが、皆様が暖かく迎え入れてくださり、すぐにリラックスして楽しむ事が出来ました♪


そして、一生懸命準備した今回の企画も多くの方に楽しんで頂き、「SOMPOケアラヴィーレ錦糸町」での初回開催は大成功をおさめることができました!その場にいた全員にとって、とても良い思い出になったと思います!


コルナム交流会チームでは日々の活動の一環として、様々な福祉施設等で「多世代交流会」を企画・開催しています。


本日は、そんな多世代交流について私が考える事を書かせていただこうと思います。





多世代交流で作る地域共生社会

ー1人の悩みをみんなの悩みにー


現在日本には様々な社会問題がありますが、その一つが「孤立」です


原因としては、時代が進むに連れて核家族が増えた事や、地域住民同士のつながりが弱まった事が挙げられます。


そしてそのために、身近に相談できる人や気軽に頼れる人がいない「孤立」という状況に陥る人が増えました。 


実際に「孤独・孤立対策推進法」が2024年4月に施行され、国全体でも問題として大きく捉えられています。


ひとは誰しもその人だけの生活があって、今読んでくださっている方々にも、自分自身の人生があると思います。時には辛い事や大変な事もあるでしょう。


そんな時に、身近に頼れる人や気軽に相談できる人がいなかったら、1人で抱え込んでしまい、問題が更に深刻化・複雑化してくことは容易に想像できると思います。


逆に言えば、身近に頼れる人や気軽に相談できる人がいれば、問題が深刻化・複雑化する前に対処する事ができるわけです。


そこで国が掲げたのが「地域共生社会」という概念で、「我が事・丸ごと」の地域福祉という理念のもと行われています。つまり、相手の辛い事や大変な事を「自分ごと」に考え、みんなで支え合える地域を作っていこうというものですね!


 そしてここからは私の考えなのですが、相手の辛さや大変さを自分ごとのように感じるためには、まずその相手をよく知らなくてはいけないと思います。


高齢者、こども、障害者、介護をしている人、子育てをしている人……自分とまったく違う人生を送っている人の事は、良く知らない、良く分からないからこそ、想像できない部分が多くあります。


そうすると、どこか他人事のように感じてしまうのではないでしょうか?


その一方で、家族や友人、恋人など親しい人の事は自分ごとに感じている方が多いと思います。今読んでくださっている方々も、身近に大切な人がいるのではないでしょうか。


その大切だと感じる気持ちは、皆様がその相手と沢山の時間を共にし、お互いの事をよく知ったからこそうまれた感情だと思います。


つまり、誰もが相手のことを自分ごととして捉えられるようになるためには、相手のことをよく「知る」ために関わりをもつことが第一歩なのです。


しかし問題は、その「相手を知るための関わりの場」がないことにあります。


特に、現在の日本において若者と高齢者が継続的に関わりを持てる場は非常に少なく、それゆえ両者の溝は今後さらに深まってしまう事が危惧されます。


そこでコルナムは、地域住民を繋ぎ、様々な年代の相互理解を促進するために、「多世代交流会」を開いているのです!!


私たちコルナムが「学生」と「社会貢献」の二つの性質を持つNPO法人だからこそ、多世代交流会の開催を通して、若者と高齢者の架け橋になる事ができるというわけです!!





アートってコミュニケーションなんです!


さて、関わり知っていくことが大切とは言いましたが、「急に初対面の方と関わるってどうすればいいの?」「話す内容がなくて困ってしまう」という方もいるかもしれません。


また、「しゃべること自体が苦手だから緊張してしまう」「自分の思いを言葉にして上手く表現できない」という方もいると思います。


コルナムではアートをコミュニケーションのツールとして使う事で、交流を促進する事ができると考えています。


お互いの作品を褒めあったりこだわりのポイントを説明したりすることで会話がうまれ、言語を使わなくても、作品を通して自分の気持ちや価値観を伝えることができると思います♪





今回の交流会のプログラム


今回の交流会でも、アートを通してコミュニケーションが生まれるようにという想いを込めて、企画いたしました。


交流会の内容

①オリジナル名札作り

②大きな木に果物を実らせよう!

③私は誰でしょうクイズ


①オリジナル名札作り

初対面ということで、まずは自分のオリジナル名札をつくって、みんなで自己紹介を行いました!絵を描いてみたり、シールを貼ったりと皆様思い思いの名札をつくり、自分らしさを表現していました!


名札づくり

この方は名札に好きな食べ物を書いてますね!

ケーキとアイスクリーム😋🍴かわいい!



名札に装飾している写真


そして実は今回、墨田区議会議員 小林詳 様が来てくださりました〜!

入居者様と沢山お話してくださり、仲良しな様子がとっても素敵です✨


最初に名札をつくって自己紹介する事で、その後お互いを名前で呼ぶ事ができ、距離がグッと近くなるのを感じました😊


②    大きな木に果物を実らせよう!

果物の形の画用紙に、絵や文字、模様を描きます。そして、それをひとつの木に貼っていき、最後はみんなで鑑賞したり写真撮影を行ったりしました!


みんなで協力してひとつの作品をつくりあげるこのプログラムを行うことで、「どこに貼ったらいいとおもう?」「そこがいいんじゃない?」と、自然にコミュニケーションが生まれているのが印象的でした♪


大きな木の画用紙に木のみを貼り付けている写真

大きな木に実る多様な実

みんなで協力して完成♩SOMPOケアラヴィーレ錦糸町の入居者様用レストランの入口に飾って頂きました🥹とーっても可愛いくて素敵!!!


③私は誰でしょうクイズ


3つのヒントの中から、お題が何なのか当てるクイズです。皆様仲良くなった近くの人と、相談しあいながら考えていました!誰かが正解すると、皆さま拍手で盛り上がりました♪


施設の集合写真

さいごに記念写真✨

 プログラムの後半になるに連れて、皆様どんどん仲を深めており、コルナムの掲げる「〇〇×アート」が引きおこす化学反応に大変驚きました!





 まとめ


今回の多世代交流会では、入居者様も外部ボランティアの方々も、普段関わることの無い世代と仲を深めることができたと思います。そのような交流を通して、自分と違う世代を少しでも身近に感じて下さっていたら嬉しいですね。


これからも私達は、多世代交流の場を開催することで、人と人との縁をむすび、地域共生社会のための相互理解を促進していけるような活動をしていきます!





さいごに


コルナム交流会チームで活動する日々は本当に充実していて、学生たちと一緒に「社会のため誰かのために何ができるのか」を考え、実行に移していくという経験は、とても学びになっていると感じます。


私自身、数か月前に入ったばかりですが、最初からメンバー全員が優しく丁寧に接してくれたおかげで、すぐに慣れる事ができ、今では対面のミーティングや多世代交流会などを待ち遠しく思うようになりました。


また、やりたい事にチャレンジできたり、こうして自身の考え方を発信したりできる事にも喜びを感じています。


そんな、わたしの大好きな交流会チームでの活動の魅力が、伝わるようなブログになっていましたら幸いです。



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