はじめにー
こんにちは!Corunumメンバーの杏菜です!私は高校2年生の秋からCorunumに参加し、大学2年生の今日まで、毎月開催される児童支援施設ソラアルさんとの交流会に欠かさず参加しています。その理由も、ソラアルさんに通う子供たちの成長や、子供たちを見守る指導員さんや補助員さんのご指導、またソラアルさんと関係の深い方々との交流に学ぶものが多いからです。毎月毎月、真っ当に誰かと関わって生きるみなさんの姿がかっこいいなと、肌でいろんな経験をさせてもらい元気を貰います。ということで、今回ブログ投稿の機会を頂いて、少しだけCorunumとソラアルさんとの交流会の活動の紹介、また活動を通した私の学びをお伝えできればなと思います!
◯たこやき650個、無料配布!?
トヨシマ開発さん地域還元祭
たこやきをつくる社員さん
2024年4月13日、ソラアルさんと親しい間柄にあるトヨシマ開発さんの地域還元祭にCorunumメンバーも参加しました!なんと、1日中たこやきを焼き続けて、合計650個のたこやきを地域の皆さまへお配りしました!人生で初めてこんなにたこやきを焼きました(笑)トヨシマ開発さんの社員さんも、段々自分で焼くたこ焼きがグレードアップしていることにご機嫌の様子で、写真を撮ってご家族に送ってました。
たこやきぱしゃ
このたこやきをソラアルの子どもたちも美味しそうに頬張っており、たこせんに挟んで食べている子もいました。みんなが喜んでる顔を見て、炎天下みんなでひいひい言いながらやってましたが、もうどうでもよくなるくらい温かい気持ちになりました。トヨシマ開発さんの社員さんとも仲良くなれて、途中サザンオールスターズやMr.Childrenの曲を流しながらたこやきを焼いていて、私が喜んで口ずさんでいると、「こんな昔の曲知ってるの!」なんて話になって、世代関係なく音楽の話ができてとても楽しかったです。皆さんハートフルな方々で、この機会に交流ができてとてもよかったです。
たこやき食べてくれた地域の子どもたち
「ママに報告!」
こちらはたこやき食べに来てくれた地域の子どもたちです!可愛い〜〜〜。たこやきのお姉ちゃんにたこやき貰ったんだ〜!って写真撮ってお母さんに報告してました。一期一会、写真に残るって嬉しいです。大人になって見返して思い出してくれたらいいな〜。
施設での様子
マック〜〜!
積み方のコツや設計の仕方を手取り足取り教えて下さいました。完成はこんな感じ
ハンバーグ定食
ソラアルの子供たちはトヨシマ開発さんのたこやき屋さんの方を行ったり来たりしながら、部屋の方でボードゲームや工作に取り組んでいました。いろんなゲームをしましたが、私が1番心に残ったのは、カラフルなガムテープを使った工作です。マクドナルドを再現する子もいれば、ハンバーグ定食をつくる子もいて、発想力と手を動かす速さが尋常じゃなかったです。すごい。彼らなりの世界がこうしてアートを通して形になることは嬉しいですね。これからもたくさん工作して自分を知ってってほしいです!
◯【交流会】背丈より高いカプラの城づくり!?
2023年8月20日、カプラというジェンガに似た木の棒を積み上げて、お城つくるワークショップをしました!カプラ本社にお勤めになる方がご指導に来て下さっ!
集合写真〜!
カプラ城たち!
橋もつくったね
すごいですよね…。しかも今回参加したのは小学校低学年の子ばかり。私たちにはない発想力と気概でワークショップに取り組んでいました。途中ガシャガシャ崩れたりしたけど、各班根気強く、彼らなりのアイデアを実現していました。私自身も初めての体験で、子供たちの集中力や気力に圧倒されました。こちらは私の班の子たちが自分たちよりも高く積み上がったカプラに驚く様子です。かわいい(笑)
でか!
小さいことでも何かを作り上げた経験や形にできた経験って特別ですよね。私も小さい時自分でつくった手作りのパソコンやフェルト工作に自信をつけられることがよくあります。たかが工作、アートワークかもしれませんが、彼らからしたら大人になっても色褪せないもの、経験だと信じてます。
◯東京学芸大学教授さんとの哲学対話
こちらはCorunum×ソラアルさんとの活動の中でも恒例行事と言ってもいい程、回数を重ねて行われている「哲学対話」という活動です。東京学芸大学の教授さんの研究の一環で行われるものでもあり、この教授さんも、ほぼ毎月日曜日ソラアルさんに足を運んで下さり、ボードゲームや工作に参加して下さいます。哲学対話の内容はこんな感じ!
哲学対話テーマ候補!
人に合わせるって?
まずみんなでテーマを決めます。テーマはすごくシンプルなもの!「人はいつから大人になるの?」「ドラえもんがいたらどんな世界になるだろう?」など、小学校低学年の子も大学生や社会人の方も、それぞれ全く違った目線で意見が出せる、ある意味難しい、答えのないオープンクエスチョンです。こちらは2023年5月28日に行われた哲学対話で、「人に合わせるってどういうこと?」がテーマになっています。この日は小学校低学年の子から中学校3年生の子まで、幅広い学年層と、Corunumボランティアの大学生も1年生から4年生までいらっしゃって、かなりいろんな意見が出たのを覚えています。学校での全体の秩序を保つためのルール、制服や帽子を身につける必要性などの話を中心にしました。40分近く話すのですが、必ず終わったあと頭がハテナでいっぱいになるんですよね。それがこの活動の最もいいところだと思います。答えのないことをみんなで話して考えて、なんだか分かんなくなって終わる。一見無駄に見える活動でも、彼らや私たちを取り巻く社会性の謎や思想の謎を、漠然と広がる霧の中を、少しでも解き明かし光が指すような、そんな活動のように感じます。ではここで、少しだけ哲学対話のルールについてまとめます。こちらが教授の方に配られるシートです。
哲学対話シート表
裏
哲学対話のルールは至って簡単です。とにかく相手の言うことを「否定しない」こと。必ず、どんな意見に対してもうんうんと首を上下に振り、肯定して、最後まで聞いたあとで自分の意見を言う。それが1番守らなければいけないルールです。また面白いのが、この対話に参加する際は自分の本当の名前ではなく、「フィロソフィーネーム」というのを使うんです。私の本名は杏菜ですが、このときは「にゃん」という名前でこの対話に参加しました。フィロソフィーネームを使うと、何故だかなんでも言っていい気持ちになるんですよね。私じゃない私が、自分の思いもしないことを言葉にしてくれるというか、みんなも同じように自分ではない誰かとして対話に参加してるので、いつもより自由に発言できて、開放感が増す、そんな効果があるように思います。子供たちも、普段は学校であまり自分の意見を言えなかったり、言っても理解されなかったり、といった経験を抱えた子が多いので、この機会は彼らが彼らのまま自由に羽ばたける、コミュニケーションできるとても良い場のように感じます。
おわりにー
こんな感じで、学生団体Corunumは児童支援施設ソラアルさんと様々な活動を通し交流を深めています。今回は講師の方を招いた活動や地域交流事業など、少しイレギュラーな活動を紹介しましたが、普段は施設で工作やボードゲームをするといった活動を主に行います。つい先月行われた交流会では、Corunumメンバー4名とソラアルさんの子供さん8名でボードゲームやアナログゲームに取り組みました。
自己紹介!
重さ感覚ゲーム
活動の様子はこのような感じです!今回は新しいゲームが多くて、子どもたちも興味津々のようでした。これからも彼らの活動を通した成長が楽しみです!
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